こんにちはぶうぶうです。
今回は原作小説第五巻の涼宮ハルヒの暴走【雪山症候群編】について解説していきます。
(ほかにも五巻は 夏 エンドレスエイト 秋 射手座の日という話が収録されてますが、上記はアニメ化されているのでアニメ化されてない冬 雪山症候群編 を解説します)
「アニメ 涼宮ハルヒの消失の後ストーリーはどうなるんだろう?原作小説あることは知っているけど読んでいる暇ないなあ~ 読みたいけど読書はめんどうだなあ、すぐに話の内容・結末をしりたいよ」
こういった方の悩みに答えます。
目次
1雪山症候群のストーリー
ストーリーの冒頭
雪山合宿当日 スキーを楽しむSOS団
突如のふぶきで遭難!たどりついたのが奇妙な洋館
時間が場所によってちがう・・・
朝比奈みくるのドッペルゲンガー?~長門有希 高熱で大ピンチ!~
暗号を解き、館を脱出!【カギはオイラーの多面体定理】
後日談というか今作のオチ。
2 雪山症候群編の評価・感想
動画でも解説しているので、読むより見たい方はこちらで↓
|雪山症候群のストーリー冒頭
物語はアニメ涼宮ハルヒの消失の後からはじまる。12月24日のクリスマスイブの日。
SOS団メンバーと特別ゲストとして、鶴屋さんを含めた六人でクリスマス会と称して、ハルヒ特性の肉や野菜などが放り込まれた土鍋を味わっていた。
鶴屋さん~忘れている方向けに説明~
以上。
そんな彼女がここにいたのは朝比奈さんの付き添いでいたわけでなく、
夏休みの孤島の帰りに決定していたSOS団の冬の合宿について、朝比奈みくるさんからきいた鶴屋さんが合宿先の自らの別荘を無料でかしてくれることになり、その知らせもかねて鍋パーティーに参加をしていました、
そんなこんなあって、ハルヒは上機嫌となって鶴屋さんに名誉顧問という腕章を殴り書きでかき彼女に進呈する。鶴屋さんはSOS団の名誉顧問となります。
そんななか、合宿と聞いてキョンは夏休みの孤島であったような出来事がおきたりするんじゃないかと疑ったりしますが、、
古泉「今度はどっきりでなく、あらかじめ断っておいたうえでの推理ゲームです」
といった上でメンバーは孤島のときと同じく、荒川執事、森メイド、多丸兄弟の四名が別荘に使用人としてくることになっており、合宿先でスキーを楽しんだ後、別荘では、孤島であった推理ゲームを行う予定とのことらしく、前回とは違う部分はあらかじめ、合宿参加者全員が推理ゲームと知ったうえで参加することなっている、ということをキョンは古泉からきいて、一応その場での話に区切りがつきます
かくして、
鶴屋さんも同行する形でSOS団 涼宮ハルヒ、キョン、長門有希、朝比奈みくる、古泉ふくめ六名は冬の合宿に向かうことになります!
|合宿当日 キョンの妹も参加し、スキーを漫喫!

12月30日 大晦日の前日。
キョンは朝、推理ゲームに参加予定の飼っているネコ 『シャミセン』も同伴でつれていこうとした矢先に、寝ぼけてキョンの部屋に入ってきた妹にみつかってしまう・・・
ただをこね、しょうがなくキョンは妹も冬山合宿につれていくことになります。
SOS団と合流し、涼宮ハルヒ一同の許可を経て妹をプラスし、雪山合宿へと向かいます。
たわいもない列車内での雑談を終え、合宿先の別荘へとたどりついた一同。
荒川執事、美人メイド森さんらとあいさつを交わし、
ハルヒの「さあ、こっから気合いをいれて遊ぶわよ!この一年の垢を全部おとして新しい年をむかえる―――」以下割愛
の号令のもとフユの合宿が本格的にはじまります。
鶴屋さんに別荘内部を紹介してもらい、部屋割りをし、スキーをしに外へでかけます。
さっそく、スキーを満喫する一同。
ハルヒはもちろん、長門がプロ級のスキーの腕前を披露することを察しつつ、楽しむキョン。
そんななかハルヒから「このまま最上級コースに出ちゃいたいんだけど、みんなちゃんと滑れるの?」というふうにさそうが「まずはちゃんと練習してから」、と滑れてなく雪まみれになった朝比奈さんと妹の様子をみてキョンが提案します。
結局、ハルヒがキョン妹、鶴屋さんが朝比奈さんを教える形になりますが、キョン妹にうまく教えられるはずもなく、鶴屋さんがかわりにキョン妹の面倒をみる形でSOS団五名は鶴屋さんとキョン妹と別れ、リフトに乗って上まで登り、スキーを楽しみます。
何度目かのスキー競争のときです。
順調にすべっていたはずでした・・・
しかし、いつのまにか吹雪のまっだだ中に彼らはいました。
そう、SOS団5名は遭難していたのです。
|SOS団 遭難~たどりついたのが住人がいない不気味な洋館。

長門を先頭にして数時間あるいているが、吹雪からぬけだすどころか目的地にたどり着くことすらできず、一同は困惑する。
キョンは「どうなっている?」と長門にきくが、
長門はちいさな声で「解説不能な現象」といったあとに
長門「わたしの認識しうる空間座標が正しいとすれば、我々の現在位置はスタート地点をとおりすぎた場所」
といい、その後に長門は自分の空間把握能力をこえた事態が発生しているという。
だれの仕業か長門、朝比奈さん、古泉にもわからないまま沈黙してると、ハルヒが
明かりのついた大きな館をみつける。
一同は館に入りますが、あたりを見まわしても人がいる様子がありません。
誰かいないかと館内を散策してくるとハルヒがいい、長門、朝比奈を古泉に任せて、キョンが同行する形でハルヒとともに館内の人をさがしにでます。
結局、人っ子ひとりみつけられることができず、古泉たちのもとへと戻ります。
残っていた三人は出迎えてくれたが、そこには、半泣き状態の朝比奈さんの姿があった。
「キョン君、涼宮さぁん・・・。よかったあ、戻ってきてくれて」と言葉を発し、
古泉がキョンに近づいて耳打ちする。内容は涼宮さんにきかれたくない内容とのこと
話をきくと、古泉はこういいます。
古泉「あなたと涼宮さんがここまでもどってくるまでどれだけ時間がたったかとおもいますか?」
キョン「三十分もたってないだろ」
そうおっしゃるとおもってましたよ、と答えると
古泉「残された私たちにとって涼宮さんとあなたがここまで戻るまで三時間以上かかってるんですよ」
|時間が場所によってちがう・・・

古泉のことばに驚愕するキョンだったが、はなしはつづぎ
キョンたちがいない間、古泉は、長門に自分からはみえない離れた場所にいってもらうよう頼みました。
性格に秒数を正確に数えるように打ち合わせをして10分後にもどってくるようにたのみました。
しかし、長門は古泉が200を数え終わらないうちにかえってきて、古泉の感覚では3分、長門の感覚では10分経過していたことがわかり、長門は正確にはかったといっていました。
このことから古泉の口から館内の場所によって時間の流れる速度が異なるまたは存在する
個々の人間の主観時間と客観時間にずれがあることが判明します。
原因はなんなのか?
長門、朝比奈と古泉は話し合ったのですが、朝比奈はわからず、長門はだまったままだったとのこと。
(当然、このことはハルヒはしりません)
そして、話は戻り、ハルヒは探索した結果、食料・飲料は大量にあったが、館内には人だけじゃなく、無線機や電話などの通信手段がなにひとつみつからなかったといいます。
館のナゾについてハルヒを筆頭に憶測をはなした後、おなかがすいたということもあり、ハルヒはサンドウィッチをつくりに朝比奈と厨房へいきます。
その間、キョンは長門にこの館のこと、今自分たちになにがおきているのか、答えをききだそうとします。
すると、
長門「この空間はわたしに負荷をかける」
といったのちに『情報統合思念体』とのリンクがきれていてその原因もわからないといいます。
長門がいうには、この異常事態がおきた長門の主観時間で6時間13分前であり、吹雪にまきこまれたときからおきていることをしる。
古泉も会話に加わり、ここは閉鎖空間でもなければ、この状況をつくりだしたのが、ハルヒではないという。
そこで、ハルヒがサンドウィッチをつくりおえて戻ってきたので、はなしは一端ここで終わります。
サンドウィッチを一同はたべますが、食欲旺盛な長門はいつもとちがって、ちまちまとサンドウィッチを口にするだけでした・・・
(なにかおかしい・・・)
サンドウィッチを食べ終わったあと風呂に入りに行ったハルヒ、長門、朝比奈の3人
そんななか、キョンは古泉のいる部屋におとずれます。
涼宮ハルヒの消失でおきた出来事や大人の朝比奈さんの一件のことをすべて古泉にうちあけます。
興味ぶかそうにききながら古泉はこの一連の事件に関する仮説を語ります。
古泉なりの仮説を語ったあと、この一件は、長門さんが解析不能、彼女に負荷をかける空間でこの遭難劇を演出した人間は長門さん同じまたはそれ以上の力をもった存在であると推理します。
|朝比奈みくるのドッペルゲンガー出現? 長門有希の高熱!

キョンは古泉とアニメ涼宮ハルヒの消失、今までの大人朝比奈さん・長門の件、そして今回の一件の仮説を語りおえたあと、別れて風呂に入りに行きました。
風呂からあがると、ハルヒがいて、このあとどうするか相談をうけます。
キョンは一度部屋で休むことを提案し、ハルヒはそれを受け入れた形で再び別れて部屋に戻ります。
しばらくして、自分の部屋のベットの上でウトウトしていると、
「ここで寝ていい?」
とワイシャツ姿でその場にいる朝比奈さんの姿がめに映った。
朝比奈さんは眠れないからキョン君のそばなら眠れそうなのと近づく。
キョンの前で一つずつワイシャツのボタンをはずしていく朝比奈さん
しゃつの内部には白い肌が上下していた。
そして、咄嗟にある異変に気付く。
朝比奈さんの左胸にあるはずのほくろがない・・・
「あなたは誰だ?」
キョンは目の前にいるニセ朝比奈さんにそういい、なにものなんだと何度かといかける。
そして、悲しそうな顔で急に部屋を出て行くニセ朝比奈さん。
キョンは部屋の外へ出て行った彼女をとめようとキョンは部屋をでますが、そこであったのは同じタイミングで部屋からでてきたハルヒとSOS団のメンバーだった。
ハルヒのはなしによると、キョンと同じように少しばかり様子がおかしいニセキョンが彼女の前にあらわれでた変な夢をみたという。
古泉、朝比奈さんも同様に古泉にはニセキョン、朝比奈さんにはニセハルヒがあらわれたといいます。
そして、同じく部屋からでてきた長門にもききます。
すると、キョンを直視して、「あなた」と答えると、両目を閉じて
突然倒れ込みます。
ハルヒが即座に長門にかけよって抱き起すと、長門はすごい高熱でした。
ハルヒはすぐさま古泉に長門をベッドに運ぶように促し、キョンに氷枕、朝比奈さんにぬれたおるをたのみます。
|館から脱出するため長門が残した暗号を解く

長門がたおれたことでキョンは事態が危機的状況であると再確認します。
厨房の冷蔵庫から氷枕をとりだし食堂を出ると、館のエントランスに古泉をみかけます。
そこで、古泉はキョンに玄関の扉に
x-y=(D-1)-z
x=□ y=□ z=□
という式がかかれた金属プレートがくっついているのを発見したといいます。
古泉は最初に観た時にはこのようなものは玄関の扉になかったといいます
プレートのほかにもその式の空欄部分をうめこむ数字ブロックがありました。
古泉は玄関の扉には内側からあける手段はなく、カギ穴もないもので常識論が通用しない空間であると結論づけたうえで、この暗号のようなものは、長門さんがつくってくれた唯一の脱出路だといいます。
暗号の意味について二人は考えていると、
そこにハルヒが二人の様子をみに現れます
古泉はこの式の意味がわかるかどうかを問います
ハルヒはオイラーの多面体定理ではないかといいます
このことをヒントに古泉はこの暗号の意味を理解し、キョンにオイラーの多面体定理について正六面体などの図をつかって説明します。
古泉によると、あらゆる凸型多面体で頂点の数+めんの数―へんの数
をやったら答えが必ず2となるものらしい。
正六面体には頂点が8、面数6、辺の数12
これをオイラーの多面体定理にいれると答えが2となる
と例をあげて説明します。
三次元の立体だと答えは2 二次元の平面だと答えは1となる
問題は
x-y=(D-1)-z
D-1のDは次元であり、3次元だと3 二次元だと2が入るということを説明します。
この暗号も同じようにとくものだとわかりましたが、多面体の平面図がないため解こうにも解けません。
すると、ハルヒはキョンに長門のもとへくるようにいいます。
なぜかというと
ハルヒは長門がうわごとのようにきょんとかなんとかいっていたことをくちにだします。
これをしった古泉・キョンはそれがきょんではなく4であることをしります。
ハルヒはそんなキョンたちの姿にあきれてさきに長門の元へと戻っていきました。
それにはきにもとめず、二人はナゾ解きを進めます。
古泉がキョンや自分たちがあったニセものの自分たちの話をしはじめます。
古泉は自分たちがだれのニセものをみたか、各部屋の自分たちのいる場所に線でつなげると、
図は数字の4のかたちになりました。
これを玄関の扉の式にあてはめると、
頂点5 編は5 面1 次元は平面なので2
x-y=(D-1)-z
5-5=(2-1)-1
両辺が0となります。
これが回答といいます
さっそく、空欄に数字ブロックをうめこみ、扉がひらきます
|後日談というか今作のオチ

無事に館を抜け出すことができたキョン一行。扉を開けた瞬間、自分たちの格好ももとのスキーウェアに戻っていました。
吹雪はまるでなかったかのように晴天で無事鶴屋さんたちと合流を果たし、別荘に戻り事件は解決しました。
長門の高熱も奇妙な館を出たあとになくなり、いつもの長門に戻ります。
ハルヒは館の件はいったいなんだったのかキョンに不思議そうにきいたりしましたが、
古泉が集団催眠にかかっていたということを実際に似たようなことがおきた例をあげたりして説明し、ハルヒは「夢をみていたような気分」と納得して館の件の話はおわります。
(もちろん、本当のことはハルヒにはいいません)
そのあと、合宿一日目の夜がおとずれ、ハルヒを中心に合宿はもりあがりました。
そんななか、キョンは明日大晦日であることを思うと、夜の星を見上げながら、新年をいい年にしてくれよ、といい物語は幕をおえます。
|涼宮ハルヒの暴走の評価・感想【雪山症候群】
個人的な感想は最後として、評価・感想を3つピックアップしてあげてきます
(涼宮ハルヒの暴走 雪山症候群編関連のみ)
~ここがまだ執筆中~
こういった感じでみなさん似たような感じですね。
以上ですね。
最後にまとめなんですけど
相変わらずのハルヒやSOS団だったんですが、今回は涼宮ハルヒが原因でない謎の空間にまよいこんだSOS団の一面がどう危難をのりこえるかについて描かれてました。
館からでるための暗号やSOS団のドッペルゲンガーのようなものの出現、頼りある長門さんが熱でたおれるなどいろいろとあたらしい場面をみせてもらうだけあってみごたえ十分でした。
とくに、暗号をとく場面ではオイラーの多面体定理をつかったなぞときなどけっこうひねりやミステリーホラーの要素が多い回として印象的でした。
時間が場所によって異なることにかんしてはある意味、現実でおきたらおそろしく感じますね。
残されたなぞとして、SOS団をなぞの空間にとじこめた相手の存在が気になったりしますね
といった具合でしょう。
以上が涼宮ハルヒの暴走【雪山症候群】編の解説となります。
気になった方は涼宮ハルヒの暴走+そのシリーズ
2020年11月25日発売予定の涼宮ハルヒの直観をチェック
しとくといいでしょう。
ということで今回は以上です。